
細胞外小胞体(エクソソーム)のサイズ・個数濃度測定
細胞外小胞体(EVs:Extracellular Vesicles)とは、細胞が分泌する おおよそ50nm~1,000nmサイズの粒子で、タンパク質、mRNA、miRNAなどが内包されている物質です。
●細胞外小胞体・エクソソームの次世代解析手法
診断および治療用途における重要性が明らかになるにつれて、EVに対する関心が高まっています。この研究は、EV生合成の基本原理、予測診断・予後診断としてのEVの使用、また幹細胞由来の設計された治療用小胞において、爆発的に発展しました。
この発展に従い、高感度で信頼性の高いEV特性評価法が求められています。EVの特性評価には以下のような要因があります。
•感 度 - 単一のEV上での、稀なイベント(Rare Event)や微量な発現タンパク質を検出する能力
•特 異 性 - 標的タンパク質と他分子を区別する能力
•EV濃度のシグナル直線性 - サンプル間のEVカウントを比較する機能
•シグナルの解釈 - 少数EV上の高タンパク質コピー数と多数の小胞の低タンパク質コピー数を区別する機能
•シグナルの共局在 - 検出されたタンパクが同じ小胞、または異なる小胞にあるかを決定する能力
•EV関連付け - バルク測定ではなく単一EVタンパク質に関連付ける能力
ExoViewは、EVの物理的特性とタンパク質発現を単一EVレベルで測定します。ExoViewで得られたシグナルは、EVの数および個々EV上のタンパク質コピー数に比例します。またExoViewは、1つのEV上で最大4つのタンパク質マーカーの共局在化を検出する独自の機能を提供します。これらのタンパク質は、個々のEV上の表面および内包タンパク質の両方を測定するようにカスタマイズすることができます。
図1は、ExoView蛍光モードの動作原理を示しています。サンプルがチップ上でインキュベートされ、EVはキャプチャ抗体と結合します。その後、蛍光抗体によって染色します。使用できる蛍光抗体は最大3種です(図1)。
捕捉された全EVに対し、光干渉を用いてサイズと個数カウントを行い、蛍光検出を用いてEVの発現タンパクを解析することが可能です。
ExoViewは特徴的なEV群の特性評価を可能にします。
エクソソーム同定・定量装置 EXOVIEW IMAGER
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ExoView フェノタイピング テクニカルノート
ExoView 精製不要 テクニカルノート
ExoView フェノタイピング テクニカルノート
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