レンチウイルスの特性評価

●遺伝子治療におけるレンチウイルスベクター
遺伝子治療は、病気の原因となる遺伝子を置き換えたり、不活性化したり、新しい遺伝子を挿入することによって、標的細胞のゲノムを変更する能力に基づいています。
レンチウイルスは、HIV-1由来の複製速度が遅いレトロウイルスで、遺伝子治療におけるデリバリーベクターとして一般的に使用されています。
レンチウイルスは、HIV-1由来の複製速度が遅いレトロウイルスで、遺伝子治療におけるデリバリーベクターとして広く用いられています。
また、レンチウイルスの感染により免疫原性タンパク質がほとんど生成されず、大きな導入遺伝子量(約5-10kbp)を導入できるため、幅広い遺伝子導入アプリケーションに適しています。
さらに、レンチウイルスのシュードタイピングにより、外来タンパク質(免疫細胞や他の組織特異的受容体など)をウイルスエンベロープに組み込むことができ、組換えレンチウイルスを特定の細胞や組織にターゲティングすることが可能になります。
ナノビュー社は、精製プロセスの全段階でレンチウイルスの測定を可能にし、サンプルの精製を必要とせずにプロテオミクス情報と物理的なウイルス力価をリンクさせる技術を開発しました。
●LentiViewの特長
・サンプルの前処理を必要とせず、精製プロセスの全段階でレンチウイルスの物理的な力価(粒子/ml)を測定。
・複雑なマトリックス中のウイルスを、10E6個/mlのウイルス粒子まで高感度に検出。
・キャプシドの検出により、フル/エンプティの識別が可能。
・ウイルスサイズ、ウイルスタンパク質およびキャプシドマーカーの同時測定。
・あらゆるウイルスの高感度4色蛍光検出。
・シュードタイププロファイリング ベクターに組み込まれたターゲティング分子の定量的な解析。
・汚染粒子(細胞外ベシクルなど)、フラグメント、凝集体の測定。
アプリケーションノート
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