
Intereherence VAHEAT
顕微鏡用ヒーター VAHEAT は、観察域の試料温度を0.1℃以下の精度で制御できる、新しいダイナミックヒーターです。カバーガラス内部にITOマイクロヒーターとPtマイクロセンサを内蔵した「Smart Substrate」によって、高精度な温度制御を実現しました。応答速度は高速で、100℃/secに達します。
Smart Substrateは通常のカバーガラスと同様に扱うことができ、表面のガラスには化学修飾も可能です。スライドガラスのサイズのアダプターにマウントできるので、ほぼすべての光学顕微鏡に装着できます。
- 高精度の温度制御(<0.1℃)が可能で、補正や事前測定不要です。
- 温度の応答速度は非常に高速なので、高い安定性があります。また、100℃/sという高速な温度変化も可能です。
- スライドガラスが装着できる顕微鏡すべてに対応します。
- 温度プロファイルをプログラムできます。
- 起動や平衡化のための待ち時間は必要ありません。
- 標準ヒーターでは100℃、拡張オプションでは250℃まで制御が可能です。
Smart Substrate

Smart Substrateは、ガラスの内部にITOヒーターとPt温度センサを内蔵した基板です。超解像顕微鏡の測定が可能な厚さ0.17mmの無蛍光ガラスです。通常のカバーガラス同様、表面の化学修飾も可能です。


高精度な温度制御

ITOヒーターとセンサがカバーガラス内に近接して配置されており、さらにそれらがPID制御によって高精度に制御されています。
また、温度を正確に一定に保つだけでなく、温度変化プロファイルをプログラムすることもできます。
VAHEAT 標準システム(100℃)
Specifications | |
最大加熱出力 | < 2.5W |
サンプル温度範囲 | RT – 105℃ |
制御温度精度 |
± 0.1℃ |
制御モード |
Remote/Auto/Direct/Shock/Profile |
認証規格 |
CE, FCC, RoHS |
電源 |
24V DC, <0.75A |
消費電力 |
<10W |
Remoteモードデータ |
JSON (USB経由) |
制御ユニット使用環境 |
15-40℃、RH<90% (結露しないこと) |
寸法 |
Smart Substrate:18 x 0.17 x 18 mm |

高温オプション(250℃)
Specifications | |
最大加熱出力 | < 5.0 W |
サンプル温度範囲 | RT – 250℃ |
消費電力 |
<18W |
寸法 |
Smart Substrate:18 x 0.5 x 18 mm |
※基本仕様は標準タイプと同一
好熱性生物の観察やその分子生物学

・好熱性微生物の研究に
・HSPなどの熱応答タンパク質の研究に
ゲル・コロイド・液晶などの相転移観察

・材料科学における正確な温度制御と光学観察
生体膜や膜タンパク質の動的挙動

・生体膜の流動性や拡散挙動の観察
・膜タンパク質の動的観察
1分子観察

・精確に温度制御した1分子観察
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