Qlibri社製 マイクロキャビティ・プラットフォーム

製品情報

Qlibri社製 マイクロキャビティ・プラットフォーム

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Qlibri マイクロキャビティ・プラットフォームは、振動の影響を受けやすいクライオスタット環境下においても、他に類を見ない高い安定性を実現し、高フィネス共振器実験を大幅に簡素化します。
完全に可変なオープン型ファブリ–ペロー共振器構造と、統合された3次元ナノポジショニング機構により、量子・ナノ分野における固体系システムでの強い光–物質結合を可能にします。
実用的な組み込みやすさと最高性能を追求して設計された本モジュール式プラットフォームは、低温環境から常温環境まで、高フィネス共振器および小モード体積での動作をサポートします。

特長

マイクロキャビティ・コンプリートパッケージ


■安定性

カスタム設計された超剛性ポジショニングシステム上の平面凹ファブリ–ペロマイクロキャビティ。
パッシブダンピングステージは、システムを環境振動から機械的に切り離します。
連続的な空洞長と、ミリメートル単位での横方向調整をサブナノメートルの安定性で実現します。

■ソフトウェア

Pythonの測定・解析モジュールは、簡単かつ迅速にデータ取得とラボルーチンとの統合を可能にします。
分光計、ロックインアンプなどの追加ハードウェアへの容易な拡張が可能です。
FPGAベースの低ノイズコントローラで、高速で精密なキャビティ制御を実現

■多様性

幅広い純正およびカスタムキャビティミラーがあり、多様な用途に合わせて簡単に交換可能です。

動作原理

  • 微小な凹面形状のファイバー一体型ミラーと、平面状のマクロなサンプルミラーによって、高フィネスのファブリ–ペロー共振器を構成します。
  • 平面ミラーは基板としても機能し、材料をキャビティモード内へ直接配置することが可能です。
  • 両ミラーは超高剛性の位置決め機構に搭載されており、パッシブ減衰ステージによって外部振動から機械的に分離されています。
  • 本システムにより、キャビティ長の連続的なチューニングと、ミリメートルスケールでの横方向スキャンを、クライオスタット対応の高い安定性で実現します。
  • 光はファイバーミラーを介してキャビティに結合され、信号は自由空間透過またはファイバー反射のいずれかで取得できるため、柔軟な読み出しが可能です。


メーカーサイト

仕様

 

フィネス
F>10⁵ | Q>10⁶

強い光–物質結合を実現する超高反射率ミラー

安定性
< 10 pm

クローズドサイクル・クライオスタット環境下でも卓越した安定性を実現

モード体積
V < 2λ³

単一エミッターとの効率的相互作用を可能にする小モード体積                                           

スペクトル帯域幅
Δλ > 150 nm

多様な実験に対応する広帯域ミラーコーティング

クライオスタット対応
< 10 K

極低温環境下での信頼性の高い動作

磁場
Up to 150 mT

極低温環境下での信頼性の高い動作

波長範囲
350 – 2000 nm

交換可能なミラーによる広範な可視/近赤外(VIS/NIR)対応

走査範囲(室温)
100 x 100 µm²

室温下での高速イメージングが可能

走査範囲(低温)
10 x 10 µm²

低温環境下での高速イメージングが可能

 

アプリケーション

 

    ダイヤモンド中の欠陥
      NVs, SiVs, SnVs…  

 

       量子ドット
 ペロブスカイト系、エピタキシャル(成長)系 など

 

     二次元材料(2D材料)
遷移金属ダイカルコゲナイド(TMDs)、六方晶窒化ホウ素(hBN)など

 

        その他多数
                                           

動画

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